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予防接種

当院では、以下の予防接種に対応しています。

  • 当院ではさいたま市定期予防接種を実施しています。
  • 定期接種と任意接種ともに、ワクチンの在庫があるかどうかを確認する必要がありますので、一部のワクチンは事前予約制となっております。ワクチン接種のご予約、その他ワクチンに関するご質問はお電話(048-866-6861)でお気軽にご相談ください。
  • インフルエンザの予防接種はご希望の方は受付、もしくはお電話(048-866-6861)にてご予約ください。8:30~9:00までは発熱外来対応のため電話がつながりにくくなっております。午前10時以降にお電話いただけますようお願い申し上げます。
  • ヒブ小児用肺炎球菌
  • 四種混合
    (2024年度より五種混合へ変わる予定)
  • ロタ
  • 不活化ポリオ
  • MR(麻しん風しん)
  • 麻しん
  • 風しん
  • 日本脳炎
  • 水痘
  • B型肝炎
  • 二種混合
  • 子宮頸がん
  • おたふくかぜ
  • インフルエンザ
  • 高齢者インフルエンザ
  • BCG
  • 新型コロナワクチン
  • 帯状疱疹ワクチン
  • 高齢者肺炎球菌

インフルエンザワクチン

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症します。主な症状は、高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身の不調をはじめ、喉の痛み、鼻水、咳などといった風邪と似た症状もあります。
また、子どもや高齢者は重症化しやすく、特に子どもは中耳炎を合併したり、痙攣や急性脳炎を起こしたりすることがあります。高齢者や免疫力が弱い方は、肺炎の合併リスクも高くなります。

毎年の接種で予防

毎年の接種で予防 インフルエンザウイルスは毎年性質が変わるため、新しいタイプが出現します。そのため、毎年の予防接種が大切です。

インフルエンザワクチンの接種時期

インフルエンザはワクチン接種で予防できます。ワクチン接種は、流行前に行うとより効果が得られやすいです。ワクチンを接種してから免疫ができるまでの期間は2週間程度で、そこから免疫が続くのは約5ヶ月ほどです。
日本では毎年12月〜翌年3月にかけてインフルエンザが流行するため、10月下旬〜12月中にワクチンを接種すると、流行シーズン中でも免疫を持ったまま過ごせるようになります。

小児の定期接種

ヒブ

対象 生後2ヶ月以降の子どもを対象に、3〜8週間おきに3回打ちます。その後、7ヶ月以上経ってから4回目を打って完了です。
5歳未満の子どもは、公費で受けていただけます。
ヒブとは 乳幼児期に髄膜炎や喉頭蓋炎などの重い感染症を引き起こす疾患です。命を落としたり、後遺症を抱えたりすることがあります。

肺炎球菌

対象 生後2ヶ月以降の子どもを対象に、3〜8週間おきに3回打ちます。その後、2か月以上経ってから4回目を打って終了です。4回目は1歳から1歳半の間に打つのが一般的です。5歳未満の子どもは、公費でワクチン接種ができます。
肺炎球菌とは 乳幼児期に敗血症や髄膜炎を引き起こす細菌で、肺炎や中耳炎を起こすことも少なくありません。ワクチン接種は主に、敗血症や髄膜炎を予防するのを目的に行われています。

ロタウイルス

対象 ロタリックス(1価)は、生後24週までに2回飲みます。また、ロタテック(5価)は生後32週までに3回飲む必要があります。どちらも初めは14週まで飲み、次は4週間以上あけてから飲みます。
ロタウイルスとは 乳児の胃腸炎を起こすウイルスの一種です。ひどい嘔吐によって水分が足りなくなると脱水症状に陥り、危険な状態に陥ります。小さな子供がかかると入院し、点滴が必要になるほど悪化するケースもあります。胃腸炎関連けいれんや脳炎を引き起こすこともあります。

B型肝炎

対象 生後2ヶ月以降の子どもが対象です。最初にワクチンを打ってから4週間以上あけて2回目を打ちます。その後、20〜24週間あけて3回目を打って完了です。
B型肝炎とは B型肝炎ウイルスに感染し、肝炎を引き起こします。長引くと慢性肝炎や肝硬変、肝がんを発症するリスクが高くなります。

4(5)種混合

対象 生後3ヶ月以降の子どもが対象で、3〜8週間おきに3回打ちます。その後、6ヶ月以上経ってから、4回目を打って完了です。4回目は1歳〜1歳6ヶ月の間に打つのが一般的です。7歳6ヶ月までには全ての接種を終えるように目指しましょう。
4(5)種混合とは ジフテリアや百日咳、破傷風、ポリオ、(ヒブ)という4(5)つの疾患を予防するワクチンです。日本ではジフテリアやポリオはほとんど見られませんが、過去には多くの重症者を出していました。また、乳児が百日咳にかかると、重度の咳や呼吸困難で命を落とすこともあります。破傷風は傷から感染する菌によって、痙攣や麻痺という恐ろしい症状を起こす疾患です。死亡率も高いです。

BCG

対象 1歳までに接種を完了します。ヒブや肺炎球菌、4種混合の接種スケジュールとの兼ね合いで、生後5ヶ月以降に接種することがほとんどです。
BCGとは 結核を予防するワクチンです。結核は大人がかかると、肺に感染して咳や熱が長く続くのですが、乳児が感染すると身体中に結核菌が広がり、髄膜炎や粟粒結核という命を落としかねない疾患を合併することがあります。

麻疹・風疹(MR)

対象 1回目の接種は、1歳〜2歳の間に行います。その後、小学校に入る前の1年間にもう1回打って完了となります。
麻疹・風疹(MR)とは 麻疹は発熱、発疹が出る疾患で、肺炎や脳炎を引き起こすこともあります。感染力は極めて高いです。
風疹も発熱や発疹が出る疾患で、「3日はしか」とも呼ばれます。風疹は妊婦がかかると、赤ちゃんに重い障害が出ることがあります。

水痘

対象 1歳〜3歳の間に2回行います。最初にワクチンを打ってから3ヶ月以上あけて、2回目を打ちます。2回目は6ヶ月〜1年の間に打つのが一般的です。
水痘とは 水痘は「水ぼうそう」とも呼ばれる感染症で、身体中に水ぶくれが沢山できます。重症化することもあり、帯状疱疹の原因にもなります。

日本脳炎

対象 生後6ヶ月〜7歳半までの間に接種できます。3歳のうちに2回打ち、2回目は最初に打ってから1〜4週間あけて打ちます。その後、6ヶ月以上経って4歳の時にもう1回打ちます。9〜12歳のうちに、第2期の接種としてもう一度接種します。
日本脳炎とは 蚊に刺されて日本脳炎ウイルスに感染すると起こる感染症で、急性脳炎を起こします。極めて重い疾患で、50%程度の方は回復しても後遺症が出ます。日本ではほとんど見られませんが、東南アジアなどでは流行が続いています。

2種混合

対象 11歳から13歳の間に1回行います。
2種混合とは 4種混合にも含まれている、ジフテリアと破傷風を予防するために行われる追加接種です。

小児の任意接種

おたふく風邪

対象 1回目の接種は1歳から行います。2回目は小学校に入る前(5〜6歳頃)に打っておくのが望ましいです。
おたふく風邪とは ムンプスウイルスによって引き起こされる疾患です。発熱や耳下腺(耳の下にある、唾液を作る部分)の腫れを起こします。頭痛を起こす髄膜炎や難聴、精巣炎などの合併症になる恐れがあります。